複利って何?
複利を「雪だるま」で説明。利息にも利息がつく仕組み・時間が長いほど効く・短期では地味、の3点だけ。NISA や iDeCo の効果の正体。
1行で答えると
複利は、「利息にも、また利息がつく」仕組みのこと。
雪だるまみたいに、転がしていくとどんどん大きくなる。
身近な例えで言うと
雪だるまを坂で転がすイメージ。
最初は手のひらサイズ。坂を1m転がすと、ちょっと大きくなる。次の1mを転がす時は、さっき大きくなった分にも雪がくっつく。
これが10m、100m と続くと、最後の方では「1m 進むごとに雪だるまがめちゃくちゃ大きくなる」状態になる。
複利の効きかたは、これとほぼ同じ。最初は地味だけど、後半で爆発的に効いてくる。
3つの特徴(これだけ覚えておけば動ける)
① 利息にも利息がつく
100万円を年5%で運用したら、1年目は5万円増える。
複利だと、2年目は 「100万 + さっきの5万」の合計 105万 に5%がかかる。だから5万2,500円。
3年目は「110万2,500円」に5%。どんどん「元になる金額」が大きくなる。
これが普通の利息(単利)との違い。単利は毎年「元の100万」だけに5%だから、ずっと年5万円のまま。
② 時間が長いほど効く
10年だとそんなに差がつかない。 20年・30年で差が爆発的に開く。
例えば月3万円を年7%で運用すると:
- 10年で 約519万円(元本360万)
- 20年で 約1,563万円(元本720万)
- 30年で 約3,660万円(元本1,080万)
時間が2倍になると、結果は2倍じゃなくて、それ以上に増える。
③ 短期では地味
逆に、1〜2年では複利の効果はほぼ見えない。
「投資始めて1年経ったけど、全然増えてない…」って感じるのは普通。複利は 20年単位で見るもの。
短期で結果を求める投資(デイトレ・短期売買)は、複利の話とは別物。
どこで使われているか
- 新NISA・iDeCo の運用効果は、ほぼ全部 複利の力
- インデックスファンドが「長期で勝ちやすい」のも複利
- 銀行の積立・社債なども、複利型の商品が多い
「長期 × 積立 × 複利」の3点セットが、お金の運用の基本。
混同しやすい用語との違い
単利との違い
| 項目 | 複利 | 単利 |
|---|---|---|
| 利息のつき方 | 元本+利息に再びつく | 元本だけにつく |
| 時間が長いほど | 雪だるま式に増える | 一定ペースで増える |
| NISA / iDeCo | こっち | こっちじゃない |
普通の投資商品は ほぼ全部「複利」 で動く。「単利」は債券の一部などごく限られたもの。
利回りとの違い
「利回り」は 1年あたり何%増えるか を表す数字。 複利は その仕組み の話。
「年5%の利回り」を 複利で30年運用すると どうなるか、というのが2つを組み合わせた話になる。
まとめ
複利 = 雪だるま式に増える仕組み。
- 利息にも利息がつく
- 時間が長いほど爆発する
- 短期では地味だから焦らない
この3つだけ覚えておけば、新NISA や iDeCo の効果が「なぜそんなに大きくなるのか」が分かる。
ここから先の話
複利を実際の数字で計算した記事:
→ 新NISA は eMAXIS Slim 1本でいい その判断に必要な3つの計算
「まず月3,000円から始める」場合の計算:
複利の対象になる「インデックスファンド」って何?: